平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 141

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問 141  正答率 : 40.8%

 国家試験問題

国家試験問題
処方せん医薬品並びに毒薬及び劇薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 体外診断用医薬品は、処方せん医薬品として指定される。


2 正当な理由があれば、処方せんを受けた者以外の者に対して、処方せん医薬品を販売または授与することができる。


3 薬局開設者は、処方せん医薬品の販売又は授与を記録した帳簿を、最終の記載の日から3年間保存しなければならない。


4 業務上劇薬を取り扱う者は、貯蔵する場所に「医薬品」及び「劇」の文字を表示しなければならない。


5 毒薬は、かぎをかけた場所に他の物と区別して貯蔵しなければならない。

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問 141    

 e-REC解説

解答 2、5

1 誤
専ら疾病の診断に使用されることが目的とされている医薬品であって、人の身体に直接使用されることのないもの(体外診断用医薬品)は、処方せん医薬品から除かれる(医薬品医療機器等法第49条第一項の規定に基づき厚生労働大臣の指定する医薬品)。

2 正
薬局開設者又は医薬品の販売業者は、医師、歯科医師又は獣医師から処方せんの交付を受けた者以外の者に対して、正当な理由なく、厚生労働大臣の指定する医薬品を販売し、又は授与してはならない(医薬品医療機器等法第49条)。
上記より、正当な理由があれば、処方せんを受けた者以外の者に対して処方せん医薬品を販売または授与することができる。

3 誤
薬局開設者又は医薬品の販売業者は、前項の帳簿を、最終の記載の日から2年間、保存しなければならない(医薬品医療機器等法第49条)。

4 誤
業務上劇薬を取り扱う者は、貯蔵する場所に「医薬品」及び「劇」の文字を表示する必要はない。なお、劇薬は、その直接の容器又は直接の被包に、白地に赤枠、赤字をもって、その品名及び「劇」の文字が記載されていなければならない(医薬品医療機器等法第44条)。

5 正
業務上毒薬又は劇薬を取り扱う者は、これを他の物と区別して、貯蔵し、又は陳列しなければならない。また、この場合において、毒薬を貯蔵し、又は陳列する場所には、かぎを施さなければならない(医薬品医療機器等法第48条)。

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