平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 159

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問 159  正答率 : 67.0%

 国家試験問題

国家試験問題
消化器に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ドンペリドンは、ドパミンD2受容体を遮断して副交感神経終末からのアセチルコリンの放出を抑制し、止潟作用を示す。


2 ラモセトロンは、セロトニン5−HT3受容体を遮断して腸管運動を抑制する。


3 ロペラミドは、オピオイドµ受容体を刺激して腸管運動を抑制する。


4 プログルミドは、ヒスタミンH2受容体を遮断して胃酸分泌を抑制する。


5 アコチアミドは、プロスタノイドFP受容体を刺激して胃酸分泌を抑制する。

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問 159    

 e-REC解説

解答 2、3

1 誤
ドンペリドンは、消化管に存在するドパミンD2受容体を遮断することで、アセチルコリン遊離を促進し、腸管運動を促進する。

2 正
ラモセトロンは、消化管に存在するセロトニン5-HT3受容体を遮断することで、セロトニンによる腸管運動を抑制する。

3 正
ロペラミドは、消化管に存在するオピオイドµ受容体を刺激することで、アセチルコリンの遊離を抑制し、腸管運動を抑制する。

4 誤
プログルミドは、胃壁細胞に存在するガストリン受容体を遮断することで、ガストリンによる胃酸分泌を抑制する。

5 誤
アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、シナプス間隙のアセチルコリン量を増加させ、腸管運動を促進する。

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