平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 160

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問 160  正答率 : 75.0%

 国家試験問題

国家試験問題
呼吸興奮薬の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 アセタゾラミドは、炭酸脱水酵素を抑制することで代謝性アルカローシスを起こし、呼吸中枢を刺激する。


2 ジモルホラミンは、延髄の呼吸中枢に直接作用し、呼吸興奮を起こす。


3 フルマゼニルは、ベンゾジアゼピン受容体に結合し、ベンゾジアゼピン系薬による呼吸抑制を改善する。


4 ドキサプラムは、オピオイドμ受容体を遮断し、モルヒネによる呼吸抑制を改善する。

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問 160    

 e-REC解説

解答 2、3

1 誤
アセタゾラミドは、炭酸脱水酵素を抑制し、腎尿細管におけるHの排泄を抑制する。血液pHを低下させ代謝性アシドーシスを起こすことにより、反射的に呼吸中枢を刺激する。

2 正
ジモルホラミンは、延髄の呼吸中枢を直接刺激して、呼吸興奮作用を示す。

3 正
フルマゼニルは、ベンゾジアゼピン受容体を遮断し、ベンゾジアゼピン系薬の作用に拮抗することにより、呼吸抑制を改善する。

4 誤
ドキサプラムは、主に末梢性化学受容器を刺激して、反射的に呼吸中枢を刺激する。

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