令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 163

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問 163  リアルタイム正答率 : 48.3%

 国家試験問題

国家試験問題
抗凝固薬の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 ワルファリンは、ビタミンKエポキシド還元酵素を阻害することで、ビタミンK依存性凝固因子の生成を阻害する。


2 ヘパリンは、プラスミノーゲンからプラスミンへの変換を促進することにより、線溶系を活性化する。


3 ナファモスタットは、アンチトロンビンと結合し、トロンビン活性を選択的に阻害する。


4 ダビガトランエテキシラートは、体内で活性代謝物となり、第Xa因子の活性を選択的に阻害する。


5 トロンボモデュリン アルファは、トロンビンに結合し、プロテインCを活性化することで、第Va因子及び第Ⅷa因子を不活性化する。

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問 163    

 e-REC解説

解答 1、5

1 正
ワルファリンは、ビタミンKの再利用に必要なビタミンKエポキシド還元酵素を阻害することで、ビタミンK依存性凝固因子(凝固因子Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)の生成を阻害する。

2 誤
ヘパリンは、アンチトロンビンⅢ(ATⅢ)と結合することで、ATⅢによるセリンプロテアーゼ(トロンビンや第Ⅹa因子など)の不活性化作用を促進する。なお、プラスミノーゲンからプラスミンへの変換を促進することにより線溶系を活性化する薬剤は、ウロキナーゼなどである。

3 誤
ナファモスタットは、タンパク分解酵素阻害薬であり、アンチトロンビンを介さずトロンビンやプラスミンの活性を阻害する。

4 誤
ダビガトランエテキシラートは、体内で活性代謝物であるダビガトランとなり、トロンビンの活性を選択的に阻害する。

5 正
トロンボモデュリン アルファは、トロンビンに結合し複合体を形成し、この複合体がプロテインCを活性化することで、第Va因子及び第Ⅷa因子を不活性化する。

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