令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 169

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問 169  リアルタイム正答率 : 52.3%

 国家試験問題

国家試験問題
抗悪性腫瘍薬の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 メルカプトプリンは、チオイノシン酸に代謝され、イノシン酸からアデニル酸及びグアニル酸への生成を阻害する。


2 イリノテカンは、生体内でSN-38に代謝された後、DNAポリメラーゼを選択的に阻害する。


3 ゲムシタビンは、DNAをアルキル化し、がん細胞のS期移行性を阻害する。


4 リュープロレリンは、持続的刺激により下垂体GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)受容体のダウンレギュレーションを起こし、精巣からのテストステロン分泌を抑制する。


5 ニボルマブは、がん細胞上のPD-L1に結合して、T細胞を活性化する。

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問 169    

 e-REC解説

解答 1、4

1 正
メルカプトプリンは、チオイノシン酸に代謝され、イノシン酸からアデニル酸及びグアニル酸への生成を阻害することで、抗悪性腫瘍作用を示す。

2 誤
イリノテカンは、生体内でSN-38に代謝された後、トポイソメラーゼⅠを選択的に阻害することで、抗悪性腫瘍作用を示す。

3 誤
ゲムシタビンは、生体内でリン酸化された後、DNAポリメラーゼを阻害することで、抗悪性腫瘍作用を示す。

4 正
リュープロレリンは、GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)製剤であり、持続的刺激により下垂体GnRH受容体のダウンレギュレーションを起こし、精巣からのテストステロン分泌を抑制することで、抗悪性腫瘍作用を示す。

5 誤
ニボルマブは、抗PD-1抗体であり、T細胞上のPD-1に結合して、T細胞を活性化するとで、抗悪性腫瘍作用を示す。なお、がん細胞上のPD-L1に結合して、T細胞を活性化する薬剤は、アベルマブなどである。

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