平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 175

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問 175  正答率 : 76.5%

 国家試験問題

国家試験問題
球状の医薬品懸濁粒子は、溶媒中を次式で表される速度で沈降する。次の記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、設問中のパラメータ以外は変化しないものとする。
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1 本式は、等加速度沈降している場合に成立する。


2 粒子径が1/3倍になれば、粒子の沈降速度は1/9倍になる。


3 溶媒の粘度が上昇すれば、粒子の沈降速度は増大する。


4 粒子密度が小さくなれば、粒子の沈降速度は低下する。

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問 175    

 e-REC解説

解答 2、4

1 誤
本式(ストークス式)は、等速沈降(加速度:0)している場合に成立する。

2 正
粒子の沈降速度は、粒子径の2乗に比例するため、粒子径が1/3倍になれば、粒子の沈降速度は1/9倍になる。

3 誤
粒子の沈降速度は、溶媒の粘度に反比例するため、溶媒の粘度が上昇すると、粒子の沈降速度は低下する。

4 正
粒子の沈降速度は、粒子密度と溶媒の密度の差(ρpρf)に比例するため、粒子密度が小さくなると、粒子の沈降速度は低下する。

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