令和08年度 第111回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 175

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問 175  リアルタイム正答率 : 39.0%

 国家試験問題

国家試験問題
体内動態が線形1-コンパートメントモデルに従う薬物において、A群に示すパラメータが2倍に変動したとき、B群のパラメータが2倍になる組合せはどれか。2つ選べ。

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問 175    

 e-REC解説

解答 3、5

1 誤
単回急速静脈内投与後の血中濃度時間曲線下面積(AUCiv)は、①式で表すことができる。

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また、CLtotは②式で表すことができる。

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②式を①式に代入すると③式となる。

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③式より、Vdを2倍にすると、AUCivは1/2 となることがわかる。

2 誤
定速静脈内投与時の定常状態血中濃度(Css)は、④式で表すことができる。

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④式、CLtotを2倍にすると、Cssは1/2 となることがわかる。

3 正
定速静脈内投与時に定常状態血中濃度の50%に到達するまでの時間は、その薬物の消失半減期(t1/2)と同一の値となり、定常状態に到達する時間はt1/2に依存する。そのため、t1/2が2倍になると、定速静脈内投与時に定常状態血中濃度の50%に到達するまでの時間も2倍となる。なお、投与開始後のt1/2に相当する時間経過ごとの血中薬物濃度の変化は、以下の表のようになる。

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4 誤
単回経口投与後の血中濃度時間曲線下面積(AUCpo)は、⑤式で表すことができる。

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②式を⑤式に代入すると⑥式となる。

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⑥式より AUCpoは keには依存するが、吸収速度定数(ka)には依存しないことがわかる。

5 正
バイオアベイラビリティ(F)と消化管吸収率(Fa)は、⑦式の関係である。

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等間隔・同投与量で繰り返し経口投与時の定常状態血中濃度(Css,av)は、⑧式で表すことができる。

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⑦式より Faを2倍にすると F も2倍になることがわかり、⑧式より F が2倍になると Css,avも2倍となる。よって Faを2倍にすると Css,avも2倍となることがわかる。

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