令和06年度 第109回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 180

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問 180  正答率 : 56.8%

 国家試験問題

国家試験問題
固体薬物AをS=3 cm2の円盤状に圧縮し、回転円盤法で37℃において溶解実験を行った。固体薬物Aの溶解速度は(1)の式に従い、試験中Sは変化しないものとする。t=0のときC=0、11分後の薬物Aの濃度がCs/2であるとき、固体薬物Aのみかけの溶解速度定数k(min-1・cm-2)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、ln2=0.693とする。

スクリーンショット 2024-06-04 15.12.24.png


1 0.021


2 0.033


3 0.063


4 0.077


5 0.099

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問 180    

 e-REC解説

解答 1

溶解過程が拡散律速で進行し、有効表面積Sが一定の条件下では、固体薬物の溶解速度は設問中の(1)式(ノイエス−ホイットニーの式、Noyes−Whitneyの式)に従う。

スクリーンショット 2024-06-04 15.13.51.png

S=3、t=0のときC=0であることよりC0=0、11分後(t=11)の薬物Aの濃度がCs/2(CCs/2)であり、以上の値を(2)式に代入し、kの値を求める。

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