平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 184

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問 184  正答率 : 66.3%

 国家試験問題

国家試験問題
胆石症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 脂肪分の多い食事を大量に摂取した数時間後に、疝痛発作を起こしやすい。


2 胆石があっても、自覚症状のない患者が半数以上である。


3 胆石が総胆管に嵌頓するとALP、γ-GTP、総ビリルビン値の上昇が見られる。


4 重篤な疝痛発作のとき、第一選択薬としてモルヒネが用いられる。


5 胆のうがんでは、胆石を伴うことが多い。

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問 184    

 e-REC解説

胆石症とは胆道に形成された結石のことで、基本的には無症状で経過し、胆石が嵌頓(石がつまっている状態)することによって疼痛が起きる。特に脂肪分の多い食事を大量に摂取した後は胆のうが収縮し胆管内圧が上昇するため、疼痛を起こしやすい。

1 正しい
前記参照

2 正しい
前記参照

3 正しい
胆石が総胆管に嵌頓すると胆汁がうっ滞をきたし、ALP、γ-GTPなどの胆道系の酵素や総ビリルビン値の上昇がみられる。

4 誤っている
モルヒネはOddi括約筋を収縮させるため、胆石症による疝痛発作に対しては基本用いない。

5 正しい
胆のうがんでは、その約80%に胆石の合併が認められ、発症への関与が考えられている。

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