平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 191

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問 191  正答率 : 76.2%

 国家試験問題

国家試験問題
白内障とその治療に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 白内障は、眼球内の水晶体が混濁した状態をいう。


2 後天性白内障の一因に、副腎皮質ステロイド薬の副作用がある。


3 混濁した水晶体を、薬物療法で再び透明にすることは困難である。


4 白内障の初期に、毛様体細胞の膨化が認められる。


5 ピレノキシン点眼剤が、治療に用いられる。

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問 191    

 e-REC解説

解答 4

白内障とは、水晶体タンパク質の変性により水晶体が混濁する疾患のことであり、進行するにしたがって視力が低下する。
後天性白内障の原因として、加齢、糖尿病、副腎皮質ステロイド性薬の副作用などがあげられる。
白内障の治療法には、人工水晶体を挿入する外科治療及びピレノキシンやグルタチオンを点眼する薬物療法がある。外科治療では、水晶体の透明度を回復することが可能であるが、薬物療法では、水晶体の透明度を回復することは困難である。

1 正しい
前記参照

2 正しい
前記参照

3 正しい
前記参照

4 誤っている
白内障では、水晶体線維細胞の膨化が認められるが、毛様体細胞の膨化は認められない。

5 正しい
ピレノキシン点眼剤は、水晶体混濁の進行予防を目的として用いられる。

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