平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 192

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問 192  正答率 : 35.4%

 国家試験問題

国家試験問題
薬物治療の効果判定の統計処理に用いられるTukey法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 すべての群の同時対比較を行う検定方法である。


2 1つの対照群と2つ以上の処理群を比較検定する方法である。


3 分散が等しくないデータの比較検定に適している。


4 正規分布に従わないデータの比較検定に適している。


5 パラメトリックなデータの比較検定に適している。

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問 192    

 e-REC解説

解答 1、5

血圧や血中濃度など数量的に表すことができる連続データの統計法であるパラメトリック法のうち、多群間を比較する検定法として、Tukey法とDunnett法がある。

1 正
Tukey法は、多群を比較する際、すべての組み合わせにおける比較を行えるようにした方法である。例えばA、B、Cの3群間を比較する場合、A−B、A−C、B−Cのすべての組み合わせについて比較が可能である。

2 誤
Dunnett法に関する記述である。Dunnett法では、A、B、C、Dを比較する場合、Aという対照群についてA−B、A−C、A−Dという比較検定を行う。

3 誤
Tukey法は、分散が等しいデータの比較検定に適している。

4 誤
Tukey法は、正規分布に従ったデータの比較検定に適している。

5 正
前記参照。

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