平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 194

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問 194  正答率 : 34.3%

 国家試験問題

国家試験問題
多変量解析の各手法のうち、量的変数を目的変数に用いるものはどれか。2つ選べ。

1 重回帰分析


2 ロジスティック回帰分析


3 判別分析


4 数量化I類


5 数量化Ⅱ類

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問 194    

 e-REC解説

解答 1、4

質的変数 ロジスティクス回帰分析
判別分析 数量化Ⅱ類
多変量解析は、複数の変数から何らかの結果を予測するものである。多変量解析で用いられるデータには、量的データと質的データがあり、そのデータを変数として用いた場合、量的変数と質的変数という。
量的変数:数値(数量)で表される変数(例:血圧、身長、体重など)
質的変数:数値で表現できない変数(例:有効・無効、男性、女性など)
多変量解析において、原因側の変数を説明変数、結果側の変数を目的変数といい、分析法の種類により、目的変数、説明変数が異なる。
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1 正
重回帰分析とは、説明変数に量的変数を用いて、量的変数である目的変数を予測する解析法である。例:身長、腹囲、胸囲から体重を予測する。

2 誤
ロジスティック回帰分析とは、説明変数に量的変数を用いて、質的変数である目的変数を予測する解析法である。ロジスティク回帰分析では、「あり」か「なし」か(0か1か)のみを予測するのではなく、目的変数が1になる確率を予測する。

3 誤
判別分析とは、説明変数に量的変数を用いて、質的変数である目的変数を予測する解析法である。判別解析では、目的変数の値(1or 0など)を予測する。

4 正
数量化Ⅰ類とは、説明変数に質的変数を用いて、量的変数である目的変数を予測する解析法である。

5 誤
数量化Ⅱ類とは、説明変数に質的変数を用いて、質的変数である目的変数を予測する解析法である。

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