令和04年度 第107回 薬剤師国家試験問題
一般 理論問題 - 問 195

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問 195  正答率 : 62.3%

 国家試験問題

国家試験問題
試験期間が12ヶ月の臨床試験に参加した5名の被験者(A〜E)の経過が以下のようになった。

Aが2ヶ月後に死亡
Bが8ヶ月後に死亡
Cが12ヶ月後の試験終了時まで生存
Dが4ヶ月後に追跡不能となり打ち切り
Eが6ヶ月後に追跡不能となり打ち切り

カプランマイヤー法を用いて表した生存曲線として、正しいのはどれか。1つ選べ。

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問 195    

 e-REC解説

解答 5

カプランマイヤー法(Kaplan Meier method)は、「死亡」「生存」など2値のアウトカムの時間の経過に伴うリスクの推移を考慮に入れながら、介入治療など曝露の効果を解析するときに広く用いられる。
カプランマイヤー法を用いて、本臨床試験における試験期間(月)の生存率を以下のように求めることができる。
1.Aが2ヶ月後に死亡:5名中1名が死亡 生存率=1-1/5=0.8
2.Dが4ヶ月後に※追跡不能となり打ち切り 生存率=0.8×(1-0/4)=0.8
※追跡不能となった場合、死亡者数として数えず、次回、被験者から追跡不能者の数を除く。
3.Eが6ヶ月後に追跡不能となり打ち切り 生存率=0.8×(1-0/3)=0.8
4.Bが8ヶ月後に死亡 生存率=0.8×(1-1/2)=0.4
5.Cが12ヶ月後の試験終了時まで生存 生存率=0.4×(1-0/1)=0.4
1〜5より、生存曲線は、選択肢5となる。

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