平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 234,235

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問 234  正答率 : 75.1%
問 235  正答率 : 89.9%

 国家試験問題

国家試験問題
20歳女性。性感染症の薬物治療のため、薬局に処方せんを持参した。

問234(実務)
薬剤師は服薬指導の際、厚生労働省の資料を基に作成したリーフレットを手渡した。下図はリーフレットの一部である。  A   は、陰部に潰瘍ができたり、リンパ節の腫れ、全身の発疹などの症状を呈する。
  A   にあてはまる感染症はどれか。1つ選べ。
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1 淋菌感染症


2 性器クラミジア感染症


3 性器ヘルペスウイルス感染症


4 尖圭コンジローマ


5 梅毒




問235(衛生)
次の性感染症のうち、感染症発生動向調査において全数把握対象疾患として規定されているのはどれか。1つ選べ。

1 淋菌感染症


2 性器クラミジア感染症


3 性器ヘルペスウイルス感染症


4 尖圭コンジローマ


5 梅毒

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問 234    
問 235    

 e-REC解説

問234 解答 5

本設問の性感染症のうち、  A   にあてはまる感染症は、梅毒である。以下に、本設問の性感染症の主な症状及び近年(2010年以降)の感染症届出者数の年次推移を示す。
スクリーンショット 2017-12-13 13.39.14.png

問235 解答 5

本設問の性行為感染症のうち、感染症発生動向調査において全数把握対象疾患として規定されているのは梅毒である。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)では、感染症発生動向調査事業として、感染症に罹患した患者を診察した医師の保健所への届出基準を定めている。届出の対象となる感染症には、全数把握対象疾患(診察した全ての医師が届出を行う)と定点把握対象疾患(指定された医療機関のみが届出を行う)がある。以下、全数把握対象疾患と定点把握対象疾患を示す。
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