令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 31

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問 31  正答率 : 68.5%

 国家試験問題

国家試験問題
心室筋の活動電位持続時間を延長させる可能性が最も高い抗不整脈薬はどれか。1つ選べ。

1 ジソピラミド


2 リドカイン


3 メキシレチン


4 ピルシカイニド


5 プロパフェノン

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問 31    

 e-REC解説

解答 1

ジソピラミドは、Vaughan-Williams分類におけるⅠa群抗不整脈薬であり、Naチャネル遮断作用に加えて、Kチャネル遮断作用を有するため、心室筋の活動電位持続時間を延長させる。
なお、リドカイン、メキシレチンは、Vaughan-Williams分類におけるⅠb群抗不整脈薬であり、Naチャネル遮断作用に加えて、Kチャネル開口作用を有するため、心室筋の活動電位持続時間を短縮させる。
また、ピルシカイニド、プロパフェノンは、Vaughan-Williams分類におけるⅠc群抗不整脈薬であり、Naチャネル遮断作用を有するが、Kチャネルに作用を示さないため、心室筋の活動電位持続時間に影響は与えない。

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