平成28年度 第101回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 322,323

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問 322  正答率 : 83.2%
問 323  正答率 : 57.4%

 国家試験問題

国家試験問題
保険薬局の管理薬剤師が、新人の薬剤師に保険調剤について指導を行った。

問322(実務)
管理薬剤師が説明する内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 調剤を行う場合は、患者の服薬状況及び薬剤服用歴を確認しなければならない。


2 調剤を行った場合は、その翌月末までに、当該調剤に関する必要な事項を調剤録に記載しなければならない。


3 調剤済みとなった麻薬処方箋の保管期間は、5年間である。


4 後発医薬品に変更可能な処方箋を調剤するときは、患者に対して後発医薬品に関する説明を適切に行わなければならない。




問323(法規・制度・倫理)
保険調剤は、「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則」に基づくものである。この規則の根拠となっている法律はどれか。1つ選べ。

1 介護保険法
2 医療法
3 健康保険法
4 薬剤師法

5 医薬品医療機器等法

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問 322    
問 323    

 e-REC解説

問322 解答 1、4

1 正
保険薬剤師は、調剤を行う場合は、患者の服薬状況及び薬剤服用歴を確認しなければならない。

2 誤
保険薬剤師は患者の調剤を行った場合には、遅滞なく、調剤録に当該調剤に関する必要な事項を記載しなければならない。また、当該調剤録は、他の調剤録と区別して整備しなければならない。

3 誤
保険薬局は、患者に対する療養の給付に関する処方せん及び調剤録をその完結の日から3年間保存しなければならない。

4 正
保険薬剤師は、処方せんに記載された医薬品について処方医が後発医薬品への変更を認めているとき、患者に対して、後発医薬品に関する説明を適切に行わなければならない。また、この場合においては、後発医薬品を調剤するよう努めなければならない。


問323 解答 3

保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則(薬担規則)の根拠となっている法律は、健康保険法(選択肢3)である。薬担規則は、健康保険法の規定に基づいて定められた厚生労働省令であり、保険薬局及び保険薬剤師の遵守事項等が定められている。

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