平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 33

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問 33  正答率 : 68.3%

 国家試験問題

国家試験問題
セロトニン5-HT1A受容体を選択的に刺激することで抗不安作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 ジアゼパム


2 スマトリプタン


3 タンドスピロン


4 スピペロン


5 オキサゾラム

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問 33    

 e-REC解説

解答 3

1 誤
ジアゼパムは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬であり、GABAA受容体Clチャネル複合体のベンゾジアゼピン結合部位に結合し、GABAの作用を増強することで抗不安作用を示す。

2 誤
スマトリプタンは、片頭痛治療薬であり、セロトニン5-HT1B/1D受容体を刺激し、脳血管を収縮させることで片頭痛発作時の痛みを緩和する。

3 正
タンドスピロンは、抗不安薬であり、セロトニン5-HT1A受容体を選択的に刺激することで抗不安作用を示す。

4 誤
スピペロンは、ブチロフェノン系統合失調症治療薬であり、ドパミンD2受容体を遮断することで、統合失調症の陽性症状を改善する。

5 誤
オキサゾラムは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬であり、GABAA受容体Clチャネル複合体のベンゾジアゼピン結合部位に結合し、GABAの作用を増強することで抗不安作用を示す。

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