平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 332

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問 332  正答率 : 59.5%

 国家試験問題

国家試験問題
高カロリー輸液を無菌的に混合調製することになった。クリーンベンチの作業環境と機器の管理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 JIS規格クラス5(米国航空宇宙局規格のクラス100相当)の性能のものを用いることが望ましい。


2 HEPAフィルターでろ過された空気により装置内が陰圧に保たれている。


3 汚染の機会減少のため、通風の開始と同時に混合調製を開始する。


4 終業時の作業面の清拭は、原則として上から下へ、奥から手前へ行う。


5 混合調製は、清浄な環境を確保するため、殺菌灯を点灯したまま行う。

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問 332    

 e-REC解説

解答 1、4

1 正
高カロリー輸液を無菌的に混合調製するには、JIS規格クラス5(米国航空宇宙局規格クラス100に相当)の性能のものを使用するのが望ましい。

2 誤
HEPAフィルターでろ過された空気により装置内が陽圧に保たれており、中から外に空気が流れ、装置内が清潔に保たれるようになっている。

3 誤
クリーンベンチを使用する際は、ベンチ内の空気流量の安定及び空気の入れ替えのため、使用開始15分以上前から通風を開始する。

4 正
作業場を清潔に保つため、清拭は、原則上から下、奥から手前へと、作業場が汚染されにくいように行う。

5 誤
殺菌灯の紫外線により、医薬品だけでなく調製者にも影響が及ぶ可能性があるため、混合調製時は殺菌灯を消灯して作業を行う。

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