平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 332

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問 332  正答率 : 66.8%

 国家試験問題

国家試験問題
医師への疑義照会に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

1  錠剤を服用するのが苦手との申し出があり、疑義照会をせずにドキサゾシンメシル酸塩錠2 mgの処方に対して粉砕して調剤した。


2 モメタゾンフランカルボン酸エステル軟膏0.1%の用法に「医師の指示通り」と記載されていたので、疑義照会をせずに調剤した。


3 プレドニゾロン散1%0.05 g(1回量)が処方されていたので、疑義照会をせずに賦形剤を0.2 g(1回量)を加えて調剤した。


4 70歳の男性にトリアゾラム錠が0.5 mg(1回量)処方されていたので、疑義照会をした。

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問 332    

 e-REC解説

解答 3、4

1 誤
薬剤師の判断で錠剤を粉砕して調剤することはできないため、錠剤を粉砕して調剤する際には、疑義照会が必要である。

2 誤
用法に「医師の指示通り」や「用法口授」と書かれている場合は、用法が不明確であるため、疑義照会が必要である。

3 正
賦形剤を加えて調剤することは、調剤学上当然の措置であるため、薬剤師の判断で行うことができる。よって、プレドニゾロン散1%0.05 g(1回量)が処方されていたので、疑義照会をせずに賦形剤を0.2 g(1回量)を加えて調剤することは適切であるといえる。

4 正
トリアゾラムは、成人には1回0.25〜0.5 mgで用いるが、高齢者には1回0.125〜0.25 mgと用量が制限されている。よって、70歳の男性にトリアゾラム錠が0.5 mg(1回量)処方されている場合、疑義照会をすることは適切であるといえる。

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