令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 334

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問 334  正答率 : 85.5%

 国家試験問題

国家試験問題
8歳女児。身長122 cm、体重24 kg。アレルギー性鼻炎により近医を受診した。父親が、この女児の処方箋を持って薬局を訪れた。

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父親に確認したところ錠剤を服用できないことがわかり、処方医にフェキソフェナジン塩酸塩ドライシロップ5%への処方変更と提案した。提案した処方薬の1回量及び全量(秤取量)として、正しいのはどれか。1つ選べ。

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問 334    

 e-REC解説

解答 4

剤形変更の際は、変更前と変更後で投与する成分量(原薬量)を一致させる必要がある。変更前の処方より、フェキソフェナジン塩酸塩の成分量は、1回あたり30 mgである。変更後はフェキソフェナジン塩酸塩ドライシロップ5%(製剤100 g中に成分量5 g(5000 mg)を含有)を用いて、1回あたりの成分量を30 mgとなるように秤量する必要があるので、求める1回量をX gとすると、

100 g:5000 mg = X g:30 mg
X=0.6 g

となる。
よって、変更後のフェキソフェナジン塩酸塩ドライシロップ5%の1回量は、0.6 gとなる。
また、変更前の処方は1日2回7日分であり、計14回分秤量する必要があるため、変更後のフェキソフェナジン塩酸塩ドライシロップ5%の全量(秤取量)は、0.6 g × 14 = 8.4 gとなる。

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