令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 34

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問 34  正答率 : 69.8%

 国家試験問題

国家試験問題
細胞内サイクリックGMP(cGMP)濃度上昇作用及びKチャネル開口作用を併せ持つ狭心症治療薬はどれか。1つ選べ。

1 ニコランジル


2 ベラパミル


3 ジルチアゼム


4 硝酸イソソルビド


5 アテノロール

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問 34    

 e-REC解説

解答 1

細胞内サイクリックGMP(cGMP)濃度上昇作用及びKチャネル開口作用を併せ持つ狭心症治療薬は、ニコランジルである。ニコランジルは、硝酸薬であり、NO遊離によるグアニル酸シクラーゼ活性化により、細胞内サイクリックGMP(cGMP)濃度を上昇させ、血管を拡張させる。また、ATP感受性Kチャネル開口作用により、細胞膜を過分極させることで、血管を拡張させる作用も併せ持つ。
また、ベラパミルとジルチアゼムはCa2+チャネル遮断薬、硝酸イソソルビドは硝酸薬、アテノロールは選択的β1遮断薬として狭心症治療に用いられる。

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