平成31年度 第104回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 345

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問 345  正答率 : 78.5%

 国家試験問題

国家試験問題
75歳男性。骨粗しょう症と脂質異常症の既往があり、アレンドロン酸錠35 mgとロスバスタチン錠2.5 mgを服用中であった。半年前から残尿感の自覚と尿勢の低下を認めていた。検診で、前立腺特異抗原(PSA)が37.18 ng/mLであった。精密検査の結果、前立腺がんの診断を受け、ホルモン療法が開始された。

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主に初回投与初期に出現する副作用はどれか。1つ選べ。

1 ほてり


2 LDLコレステロール値の上昇


3 血栓塞栓症


4 骨密度の低下


5 うつ状態

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問 345    

 e-REC解説

解答 1

LH−RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)誘導体であるリュープロレリン酢酸塩は、反復投与により脳下垂体前葉からの性腺刺激ホルモンの産生低下を介してテストステロン分泌を抑制することで、前立腺がんの治療に用いられる。なお、初回投与初期は下垂体-性腺系を刺激することによる血清テストステロン濃度の変動に伴うほてりが出現することが多い。

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