令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 345

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問 345  正答率 : 75.1%

 国家試験問題

国家試験問題
医療従事者の院内感染対策に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。

1 標準予防策(スタンダードプリコーション)は、院内感染予防の基本的な方策として入院患者に適用される。


2 手袋を適切にはずした後は必ずしも手指消毒は必要ない。


3 季節性インフルエンザに罹患した患者に接する場合、N95マスクを着用する必要がある。


4 結核患者の病室に入る場合、サージカルマスクを着用する。


5 病院職員が季節性インフルエンザに罹患した場合、数日間は就業を制限する。

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問 345    

 e-REC解説

解答 1、5

1 正
標準予防策(スタンダードプリコーション)は、感染症の有無に関わらず全ての患者のケアに際して実践される予防策であり、入院患者にも適用される。

2 誤
手指衛生は全ての医療行為の基本であり、手袋を適切にはずした後でも微生物の除去や殺菌を目的に行う必要がある。

3 誤
季節性インフルエンザに罹患した患者に接する場合、飛沫感染予防策としてサージカルマスクを着用することが適切である。

4 誤
結核患者の病室に入る場合、空気感染予防策としてN95マスクを着用する必要がある。

5 正
病院職員が季節性インフルエンザに罹患した場合、感染拡大防止のため、数日間は就業を制限することは適切である。なお、濃厚接触者などには抗インフルエンザウイルス薬の予防投与を行うこともある。

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