平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 37

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問 37  正答率 : 66.8%

 国家試験問題

国家試験問題
副甲状腺細胞のカルシウム受容体(カルシウム感知受容体)を刺激して、パラトルモンの分泌を抑制するのはどれか。1つ選べ。

1 テリパラチド


2 シナカルセト


3 レボチロキシン


4 フィナステリド


5 フルタミド

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問 37    

 e-REC解説

解答 2

1 誤
テリパラチドは、副甲状腺ホルモン(パラトルモン)製剤であり、前駆細胞から骨芽細胞への分化促進作用、骨芽細胞のアポトーシス抑制作用により、骨芽細胞数を増加させ骨形成を促進する。

2 正
シナカルセトは、副甲状腺細胞表面に存在するカルシウム受容体(カルシウム感知受容体)を刺激することで、副甲状腺からのパラトルモン分泌を抑制する。

3 誤
レボチロキシンは、T4製剤であり、標的組織の核内受容体に結合することにより、代謝機能亢進作用などを示す。

4 誤
フィナステリドは、5α−還元酵素Ⅱ型を選択的に阻害することで、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を阻害し、発毛促進作用などを示す。

5 誤
フルタミドは、非ステロイド性抗アンドロゲン薬であり、アンドロゲン受容体を遮断することで、前立腺がん細胞の増殖を抑制する。

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