令和07年度 第110回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 39

Pin Off  未ブックマーク   
問 39  正答率 : 66.7%

 国家試験問題

国家試験問題
ペプチドグリカン前駆体のペンタペプチド末端のD−アラニル−D−アラニンと結合して、細菌の細胞壁合成を阻害するのはどれか。1つ選べ。

1 アミカシン


2 セファゾリン


3 バンコマイシン


4 メロペネム


5 ミカファンギン

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 39    

 e-REC解説

解答 3

ペプチドグリカン前駆体のペンタペプチド末端のD−アラニル−D−アラニンと結合して、細菌の細胞壁合成を阻害するのは、バンコマイシンである。なお、セファゾリンとメロペネムはトランスペプチダーゼ(ペニシリン結合タンパク質)と結合して細菌の細胞壁合成を阻害する抗細菌薬であり、アミカシンは細菌リボソームの30Sサブユニットに結合しタンパク質合成を阻害する抗細菌薬である。また、ミカファンギンは真菌細胞壁の1,3−β−D−グルカン合成を阻害する抗真菌薬である。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします