平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 39

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問 39  正答率 : 67.3%

 国家試験問題

国家試験問題
核酸合成を阻害し、抗真菌作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 ナイスタチン


2 フルシトシン


3 ミカファンギン


4 ミコナゾール


5 テルビナフィン

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問 39    

 e-REC解説

解答 2

1 誤
ナイスタチンは、真菌細胞膜成分であるエルゴステロールに結合することにより、膜機能を障害する。

2 正
フルシトシンは、5-フルオロウラシルのプロドラッグであり、真菌内に取り込まれ5-フルオロウラシルとなりチミジル酸合成酵素を阻害することで、核酸合成を抑制する。

3 誤
ミカファンギンは、真菌細胞壁を構成するβ-グルカンの生合成を阻害する。

4 誤
ミコナゾールは、アゾール系抗真菌薬であり、ラノステロールのC-14脱メチル酵素を阻害することで、真菌細胞膜成分であるエルゴステロールの生合成を抑制する。

5 誤
テルビナフィンは、スクアレンエポキシダーゼを阻害することで、真菌細胞膜成分であるエルゴステロールの生合成を抑制する。

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