平成27年度 第100回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 4

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問 4  正答率 : 69.5%

 国家試験問題

国家試験問題
分析法バリデーションにおいて、分析法で得られる測定値の偏りの程度を示すパラメータはどれか。1つ選べ。

1 真度


2 精度


3 特異性


4 直線性


5 検出限界

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問 4    

 e-REC解説

解答 1

分析法バリデーションとは、医薬品の試験法に用いる分析法が、分析法を使用する意図に合致していること、すなわち、分析法の誤差が原因で生じる試験の誤りの確率が許容できる程度であることを科学的に立証することである。

1 正
真度とは、真の値からの偏りの程度のことであり、真の値と測定値の総平均との差で表される。

2 誤
精度とは、均質な検体から採取した複数の試料を繰り返し分析して得られる一連の測定値が、互いに一致する程度のことであり、測定値の分散、標準偏差又は相対標準偏差で表される。

3 誤
特異性とは、試料中に共存すると考えられる物質の存在下で、分析対象物を正確に測定する能力のことで、分析法の識別能力を表す。

4 誤
直線性とは、分析対象物の量又は濃度に対して直線関係にある測定値を与える分析法の能力のことである。

5 誤
検出限界とは、試料に含まれる分析対象物の検出可能な最低の量又は濃度のことである。

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