令和04年度 第107回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 50

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問 50  正答率 : 54.2%

 国家試験問題

国家試験問題
水性懸濁液中の粒子の分散安定性を高めるために添加される半合成高分子はどれか。1つ選べ。

1 ポビドン


2 メタクリル酸コポリマー


3 アルブミン


4 カルメロースナトリウム


5 アラビアゴム

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問 50    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
ポビドンは、1−ビニル−2−ピロリドンの重合物であり、合成高分子である。主に、結合剤、懸濁化剤、可溶化剤として用いられる。

2 誤
メタクリル酸コポリマーは、メタクリル酸とメタクリル酸あるいはメタクリル酸エチルとの共重合体であり、合成高分子である。主に、腸溶性コーティング剤として用いられる。

3 誤
アルブミンは、血漿中に約4 g/dL存在する血漿タンパク質であり、分子量約66,000の天然高分子である。主に、安定化剤として用いられる。

4 正
カルメロースナトリウムは、セルロース骨格のヒドロキシ基の一部に、カルボキシメチル基を結合させた、半合成高分子である。主に、結合剤、増粘剤、懸濁化剤として用いられる。

5 誤
アラビアゴムは、ガラクトースを主鎖とし側鎖にガラクトース、アラビノース、グルクロン酸を結合させた、天然高分子である。主に、懸濁化剤として用いられる。

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