平成29年度 第102回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 52

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問 52  正答率 : 64.6%

 国家試験問題

国家試験問題
医薬品を造粒する目的として誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 流動性の向上


2 含量均一性の改善


3 真密度の増大


4 充てん性の向上


5 発塵の防止

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問 52    

 e-REC解説

解答 3

造粒とは、粉末状の医薬品を粒状にする操作をいい、顆粒剤や錠剤などの製造に重要な工程である。

1 正
造粒により、流動性を向上させることができる。

2 正
造粒により、均一な形と大きさにすることで偏りを防止することで、含量均一性を改善することができる。

3 誤
真密度は、粉体中の空洞をすべて取り除いた状態の物質そのものの密度のことをいい、物質固有の値である。そのため、造粒したところで変化するものではない。

4 正
粉体の充てん性はかさ密度、空隙率などによって規定される。造粒することでかさ密度は増大、空隙率は低下するため、充てん性は向上する。

5 正
造粒により、飛散性が小さくなり、発塵を防止することができる。

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