平成30年度 第103回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 63

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問 63  正答率 : 86.8%

 国家試験問題

国家試験問題
白内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 若い女性に好発する。


2 発症の最大のリスク因子は喫煙である。


3 無痛性の視力低下を伴う。


4 水晶体の混濁は薬物治療で完治できる。


5 副腎皮質ステロイド薬の内服が有効である。

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問 63    

 e-REC解説

解答 3

白内障とは、水晶体タンパク質の変性により水晶体が混濁する疾患のことであり、進行するにしたがって無痛性の視力低下が起こる。主な原因は加齢であり、そのほか糖尿病や副腎皮質ステロイド性薬の副作用などがあげられる。
白内障の治療法には、人工水晶体を挿入する外科治療及びピレノキシンやグルタチオンを点眼する薬物療法がある。外科治療では、水晶体の透明度を回復することが可能であるが、薬物療法では、水晶体の透明度を回復することは困難である。

1 誤
白内障の主な原因は加齢であり、高齢者に好発する。

2 誤
前記参照

3 正
前記参照

4 誤
前記参照

5 誤
副腎皮質ステロイド薬は白内障の原因薬物とはなるが、治療には用いられない(前記参照)。

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