平成26年度 第99回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 63

Pin Off  未ブックマーク   
問 63  正答率 : 88.6%

 国家試験問題

国家試験問題
骨粗しょう症の治療薬のうち、エストロゲン受容体に直接作用する薬物はどれか。1つ選べ。

1 デノスマブ


2 テリパラチド


3 イプリフラボン


4 ラロキシフェン塩酸塩


5 アルファカルシドール

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 63    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
デノスマブはヒトモノクローナル抗体製剤であり、破骨細胞分化因子であるRANKLの特異的阻害により骨吸収を抑制する。

2 誤
テリパラチドは遺伝子組み換えPTH(ヒト副甲状腺ホルモン)製剤であり、間欠投与により骨芽細胞を増加させて骨形成を促進する。

3 誤
イプリフラボンは、直接的な骨吸収抑制作用と、エストロゲンのカルシトニン分泌促進作用増強作用をもち、骨吸収を抑制する。

4 正
ラロキシフェン塩酸塩は、選択的エストロゲン受容体調節薬(SERM)であり、骨組織のエストロゲン受容体に直接作用して骨吸収を抑制する。

5 誤
アルファカルシドールは活性型ビタミンD製剤であり、腸管でのカルシウム吸収促進を介して血中カルシウム濃度を上昇させ、骨形成を促進する。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします