平成25年度 第98回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 66

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問 66  正答率 : 83.8%

 国家試験問題

国家試験問題
子宮頸がんに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 60歳代に発症のピークがある。


2 ヘルペスウイルスが、発症の主な原因となる。


3 予防には、ワクチンが有効である。


4 組織学的には、腺がんの割合が多い。


5 血清CEA(carcinoembryonic antigen)値が上昇する。

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問 66    

 e-REC解説

解答 3

1 誤
子宮頸がんは20歳代から増加し、30〜40歳代に発症のピークがある。

2 誤
子宮頸がんでは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が発症の主な原因となる。近年、子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型とHPV18型の感染を防ぐワクチンが使用されており、計3回のワクチン接種で感染予防が可能となっている。

3 正
解説2参照

4 誤
組織学的には、子宮頸がん扁平上皮がんの割合が多い。なお、子宮体がんは腺がんの割合が多い。

5 誤
子宮頸がんなどの扁平上皮がんでは、血清SCC(squamous cell carcinoma antigen)値などの腫瘍マーカーが上昇する。なお血清CEA(carcinoembryonic antigen)値は、主に消化器系のがんで上昇する。

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