令和04年度 第107回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 70

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問 70  正答率 : 73.0%

 国家試験問題

国家試験問題
被験者100人について、ある臨床検査値Xを調べた時のヒストグラムが以下のようになった。同じデータに基づいて作成した箱ひげ図として、妥当なのはどれか。1つ選べ。

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問 70    

 e-REC解説

解答 3

箱ひげ図はデータを可視化するグラフの1つで、主にデータの分布を把握する場合に用いられる。箱ひげ図は、長方形の「箱」と「ひげ」とよばれる直線で構成され、データを大きさ順に並べた時の分布を示している。ひげの下側末端が最小値、ひげの上側末端が最大値を表し、最小値と最大値の間は、4つの区間に区切られ、それぞれの区間が全体の25%のデータを収容している。つまり、箱の下底は小さい方から25%目のデータ、箱の中の横線は中央値(50%目のデータ)、上底は75%目のデータを表していて、長方形の範囲にデータの真ん中50%が含まれる。なお、箱ひげ図において、データの分布として僅かなものは外れ値として示される。
本問において、被験者100名の、ある臨床検査値Xの分布を箱ひげ図に表すとき、25名目の検査値Xのデータ、50名目の検査値Xのデータ、75名目の検査値Xのデータが解れば、箱ひげ図の箱の位置を判断することができる。まず、検査値Xが10以下を示す者が13名、10以上1〜5以下を示す者が24名いるため、25名目の検査値Xのデータを示す箱の下底は、検査値Xが10以上〜15以下を示す部分になる。次に、検査値Xが15以上〜20以下を示す者は16名いるため、50名目の検査値Xのデータを示す箱の中の横線は、検査値Xが15以上〜20以下を示す部分になる。さらに、検査値Xが20以上〜25以下を示す者は14名、検査値Xが25以上〜30以下を示す者は15名いるため、75名目の検査値Xのデータを示す箱の上底は、検査値Xが25以上〜30以下を示す部分になる。以上より、該当する箱ひげ図は選択肢3となる。

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