令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 89

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問 89  正答率 : 94.9%

 国家試験問題

国家試験問題
動脈硬化をきたしている脂質異常症患者において、実施すべきでない食事・生活習慣はどれか。1つ選べ。

1 禁煙


2 n−3系多価不飽和脂肪酸の摂取制限


3 コレステロールの摂取制限


4 塩分の摂取制限


5 飲酒制限

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問 89    

 e-REC解説

解答 2

1 実施すべきである
喫煙は動脈硬化の危険因子であるため、動脈硬化をきたしている脂質異常症患者への禁煙は実施すべきである。

2 実施すべきでない
n−3系多価不飽和脂肪酸(イコサペンタエン酸など)は、血清トリグリセリド低下作用などを持つため動脈硬化の予防に有効である。そのため、動脈硬化をきたしている脂質異常症患者への摂取制限は実施すべきではない。

3 実施すべきである
コレステロール高値は動脈硬化の危険因子であるため、動脈硬化をきたしている脂質異常症患者へのコレステロールの摂取制限は実施すべきである。

4 実施すべきである
塩分過多による高血圧は動脈硬化の危険因子であるため、動脈硬化をきたしている脂質異常症患者への塩分の摂取制限は実施すべきである。

5 実施すべきである
アルコールは動脈硬化の危険因子であるため、動脈硬化をきたしている脂質異常症患者への飲酒制限は実施すべきである。

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