令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 14

Pin Off  未ブックマーク    |  |  |   
問 14  正答率 : 93.2%

 国家試験問題

国家試験問題
Michaelis−Mentenの速度論に従う酵素について、至適温度における基質濃度[S]と反応初速度vの関係、及び、この酵素のミカエリス定数Kmと最大反応速度Vmaxを示したグラフとして正しいのはどれか。1つ選べ。

スクリーンショット 2021-05-20 19.13.19.png

 解説動画  ( 00:00 / 0:00:00 )

限定公開

 ビデオコントロール

 解説動画作成を要望!

 解答を選択

問 14    

 e-REC解説

解答 1

Michaelis−Mentenの速度論に従う酵素反応は、横軸に基質濃度、縦軸に酵素活性をとったミカエリス・メンテンプロットで表すことができる。反応初速度は、基質濃度(S)がミカエリス定数(Km)より低いとき基質濃度に依存してほぼ直線的に増大し、基質濃度(S)がミカエリス定数(Km)より高くなるとゆるやかに増大し、やがて酵素が飽和することで最大反応速度(Vmax)に達する。そのため、選択肢1、2のような形となる。
また、最大反応速度(Vmax)の半分(1/2 Vmax)のとき、基質濃度(S)がミカエリス定数(Km)と一致するため、選択肢1が正答となる。

 Myメモ - 0 / 1,000

e-REC 過去問解説システム上の [ 解説 ] , [ 解説動画 ] に掲載されている画像・映像・文章など、無断で複製・利用・転載する事は一切禁止いたします