令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 28

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問 28  正答率 : 80.1%

 国家試験問題

国家試験問題
運動神経終末からのアセチルコリンの遊離を非可逆的に阻害して骨格筋弛緩作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 ロクロニウム
2 スキサメトニウム
3 ダントロレン
4 A型ボツリヌス毒素
5 チザニジン

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問 28    

 e-REC解説

解答 4

1 誤
ロクロニウムは、神経筋接合部のニコチン性アセチルコリンNM受容体を遮断することで骨格筋弛緩作用を示す。

2 誤
スキサメトニウムは、神経筋接合部のニコチン性アセチルコリンNM受容体を刺激し、筋終板の持続的脱分極を引き起こすことで骨格筋弛緩作用を示す。

3 誤
ダントロレンは、筋小胞体のリアノジン受容体を遮断することで、筋小胞体からのカルシウム遊離を抑制し骨格筋弛緩作用を示す。

4 正
A型ボツリヌス毒素は、運動神経終末からのアセチルコリンの遊離を非可逆的に阻害することで骨格筋弛緩作用を示す。

5 誤
チザニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激し、多シナプス反射を抑制することで骨格筋弛緩作用を示す。

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