令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 42

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問 42  正答率 : 98.1%

 国家試験問題

国家試験問題
以下の剤形のうち、薬物の肝初回通過効果を回避するのに最も適しているのはどれか。1つ選べ。

1 経口徐放錠
2 口腔内崩壊錠
3 腸溶錠
4 経口ゼリー剤
5 坐剤

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問 42    

 e-REC解説

解答 5

肝初回通過効果とは、腸管から吸収された薬物が門脈から肝臓へ流入し、肝臓で代謝を受けることである。
経口投与製剤(経口徐放錠、口腔内崩壊錠、腸溶錠、経口ゼリー剤など)は、投与後腸管から吸収され、門脈から肝臓へ流入するため肝初回通過効果を受ける可能性が高い剤形として分類される。一方、非経口投与型製剤である坐剤は、投与後ほとんど門脈を経由せず、直接循環血に入るため、肝初回通過効果を回避することができる。

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