令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 52

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問 52  正答率 : 73.3%

 国家試験問題

国家試験問題
図の化学構造を有し、懸濁化剤や結合剤として用いられる合成高分子はどれか。1つ選べ。

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1 ポビドン
2 ヒプロメロース
3 メチルセルロース
4 カルメロース
5 アラビアゴム

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問 52    

 e-REC解説

解答 1

1 正
ポビドンは、1−ビニル−2−ピロリドンの重合物であり、合成高分子である。主に懸濁化剤や結合剤として用いられる。

2 誤
ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)は、セルロースの水酸基の一部にヒドロキシプロピル基及びメチル基を導入した、半合成高分子である。主に懸濁化剤や結合剤として用いられる。

3 誤
メチルセルロースは、セルロースの水酸基の一部にメチル基を導入した、半合成高分子である。主に懸濁化剤や結合剤として用いられる。

4 誤
カルメロース(カルボキシメチルセルロース)は、セルロースの水酸基の一部にカルボキシメチル基を導入した、半合成高分子である。主に崩壊剤として用いられる。

5 誤
アラビアゴムは、ガラクトースを主鎖とし側鎖にガラクトース、アラビノース、グルクロン酸が結合した多糖類である。主に、乳化剤や懸濁化剤、結合剤として用いられる。

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