令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 344

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問 344  正答率 : 85.8%

 国家試験問題

国家試験問題
55歳男性。近医で高血圧と診断され、処方箋を持って薬局を訪れた。

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この男性に服薬指導を行ったところ、「この薬は飲み始めてからどれくらいで効いてくるのか」と質問された。薬剤師は添付文書を参照し、次に示す薬物動態パラメータを得た。

スクリーンショット 2021-07-04 9.57.42.png

この薬物が安定な効果を表すまでに必要なおおよその日数として、最も近い値はどれか。1つ選べ。なお、アムロジピンは血中濃度が定常状態になった時点から安定な効果を表すものとする。

1 1
2 7
3 14
4 28
5 35

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問 344    

 e-REC解説

解答 2

一般に、定常状態到達には消失半減期の4〜5倍程度の時間が必要とされており、設問中の表より「アムロジピン錠の消失半減期t1/2は35.4時間」とあるため、アムロジピン錠の定常状態到達時間は下記のように求めることができる。

定常状態到達時間=35.4 h×(4〜5)=141.6 h〜177.0 h

したがって、本剤が安定な効果を表すまでに必要なおおよその日数は、6日〜8日後となる。

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