令和03年度 第106回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 339

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問 339  正答率 : 68.8%

 国家試験問題

国家試験問題
78歳男性。てんかん発作の予防のために以下の処方による治療を受けていた。

スクリーンショット 2021-07-04 10.26.43.png

最近、嚥下能が低下してきたことから、デパケンシロップ(注2)5%を1日3回服用する処方へ変更することになった。

スクリーンショット 2021-07-04 10.26.49.png

シロップ剤の1回量を、賦形剤を加えて最小の整数mLにする場合、14日分の賦形剤の量(mL)として最も適切なのはどれか。1つ選べ。なお、製剤間でバイオアベイラビリティは同等であるとする。

1 9.4
2 14
3 28
4 112
5 224
6 252

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問 339    

 e-REC解説

解答 3

本処方において、デパケンR錠1錠あたりバルプロ酸ナトリウム200 mgが含まれることから、バルプロ酸ナトリウム1日量の原薬量は、200 mg/錠×4錠/日=800 mg/日となる。
バルプロ酸ナトリウムの1日量800 mgに相当するデパケンシロップ5%(5 g/100mL=5000 mg/100 mL)の液量(X mL/日)は、以下のように計算される。

800 mg/日=5000 mg/100 mL×X mL/日
X=16 mL/日

1日16 mLを3回に分けて服用する際、1日あたり2 mLの賦形剤を加えることでシロップ剤の1回量を、最小の整数mL(6 mL/回)にすることができる。
したがって、14日分の賦形剤の量(mL)は、2 mL/日×14日=28 mLとなる。

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