令和04年度 第107回 薬剤師国家試験問題
必須問題 - 問 90

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問 90  正答率 : 81.0%

 国家試験問題

国家試験問題
直近10年間の世界アンチドーピング規程において、禁止物質として指定されていない薬物はどれか。1つ選べ。

1 アセタゾラミド
2 エリスロポエチン
3 メチルテストステロン
4 カフェイン
5 メチルフェニデート

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問 90    

 e-REC解説

解答 4

世界アンチドーピング規程(2022年)における禁止物質および禁止方法を以下に示す。

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1 指定されている
アセタゾラミドは、S5利尿薬および隠蔽薬として常に禁止される。

2 指定されている
エリスロポエチンは、S2ペプチドホルモン、成長因子、関連物質および模倣物質として常に禁止される。

3 指定されている
メチルテストステロンは、S1蛋白同化薬として常に禁止される。

4 指定されていない
カフェインは2004年以降、禁止物質から除外され、2022年現在は監視プログラムに指定されている。監視プログラムとは、禁止物質ではないものの、ドーピングとしての利用の危険性がある物質として分析対象とするものであり、検出されても失格にはならないが、乱用されている事実が認められれば禁止薬物に規定される可能性が高い項目である。

5 指定されている
メチルフェニデートは、S6興奮薬として競技会(時)に禁止されている。

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