令和05年度 第108回 薬剤師国家試験問題
一般 実践問題 - 問 333

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問 333  正答率 : 69.5%

 国家試験問題

国家試験問題
65歳女性。体重50 kg。深在性真菌症のためボリコナゾールを点滴にて投与開始した。投与開始7日後の維持投与量は3 mg/kgで1日2回点滴静注している。血中濃度を測定したところ、平均血中濃度は1.25 µg/mLを推移していた。治療効果が得られていることから、担当医は経口投与への変更を予定しており、投与量の相談を受けた。12時間間隔での経口投与を提案する場合の1回あたりの投与量(mg)として、最も近い値はどれか。1つ選べ。
ただし、ボリコナゾールの全身クリアランスは0.2 L/h/kg、本患者のバイオアベイラビリティは75%とする。

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問 333    

 e-REC解説

解答 3

繰り返し経口投与時の経口投与量D(mg)は、①式で表される。

スクリーンショット 2023-07-20 15.31.37.png

設問より、「体重50 kg、平均血中濃度Css.av=1.25 µg/mL、投与間隔τ=12 h、全身クリアランスCLtot=0.2 L/h/kg、バイオアベイラビリティF=75%」であるため、経口投与量(mg)を以下のように求めることができる。

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