問157, 問158 みんなの正答率 79.1% / 64.1%
QUESTION ▪ 第108回 薬剤師国家試験 一般理論問題
50歳男性。身長170 cm、体重81 kg(BMI 28)。特に自覚症状は無く服薬歴もなかったが、健康診断で血圧が高いことを指摘された。家庭での血圧自己測定においても、連日140/90 mmHg台と高く推移していたため受診した。診察室での血圧は146/92 mmHg、心拍68拍/分(整)で、その他特記すべき異常所見は認められなかった。その後の複数回の受診時の血圧も同様に高く、Ⅰ度高血圧と診断された。飲酒は毎日缶ビール(350 mL)1本程度で、喫煙歴はない。しばらく生活習慣の改善を試みたが、診察室・家庭血圧ともに降圧はほとんど認められなかったため、薬物療法を開始することになった。

問157(病態・薬物治療)
この患者の病態と治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
問 157 の選択肢
1
頻脈が認められる。
正解
2
肥満は認められない。
正解
3
白衣高血圧と仮面高血圧の可能性は、いずれも否定できる。
正解
4
食塩摂取量は9 g/日未満が理想である。
正解
5
降圧薬の投与にあたっては、単剤を低用量から開始する。
正解
問158(薬理)
高血圧症治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
問 158 の選択肢
1
アリスキレンは、レニンを阻害することで、アンジオテンシンⅠの産生を抑制する。
正解
2
アテノロールは、アドレナリンβ1受容体遮断により心拍出量を減少させるとともに、アドレナリンα1受容体遮断により血管収縮を抑制する。
正解
3
シルニジピンは、電位依存性N型Ca2+チャネルを遮断することで、交感神経終末からのノルアドレナリン放出を抑制する。
正解
4
リシノプリルは、キニナーゼⅡを阻害することで、ブラジキニンの生成を抑制する。
正解
5
クロニジンは、延髄の血管運動中枢のアドレナリンα2受容体を遮断することで、交感神経活動を抑制する。
正解
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