薬剤師国家試験 令和07年度 第110回 - 一般 実践問題 - 問 290,291

65歳男性。2型糖尿病の既往があり処方1の薬剤を服用している。約15年前にC型肝炎ウイルス(HCV)感染症と診断され、インターフェロン治療を受けたがウイルスは陰性化しなかった。その後、C型慢性肝炎に対して処方2の薬剤を内服し経過観察中であったが、AST及びALTの軽度上昇が認められたため、直接作用型抗ウイルス薬(処方3)が追加された。

スクリーンショット 2025-07-11 15.46.34.png

問290(実務)
この患者に対する服薬指導として、誤っているのはどれか。1つ選べ。

1 カナグリフロジンにより、口が渇いたり尿量が増えることがあります。
2 抗ウイルス薬を飲み忘れた場合は、翌日の夕食後まで服用しないでください。
3 抗ウイルス薬の併用により、低血糖が発現する可能性が高まるため、ふらつきなどの症状に注意してください。
4 抗ウイルス薬は、12週間飲み続ける必要があるので、継続して受診してください。
5 抗ウイルス薬により血圧が上昇する可能性がありますので、家庭でも血圧を測定してください。


問291(病態・薬物治療)
処方3追加時とその2ヶ月後受診時の検査値は下表のとおりであった。

スクリーンショット 2025-07-11 15.52.33.png

検査結果を見た医師から、院内における採用薬の確認と治療薬の変更について、薬剤部に問合せがあった。
検査値から判断し、処方3の薬剤を変更することにした。変更後の治療薬として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

1 ラミブジン
2 グレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠
3 エンテカビル
4 テノホビルアラフェナミド
5 ソホスブビル・ベルパタスビル配合錠+リバビリン

User_Business_24REC講師による詳細解説! 解説を表示
microphone 解説動画1 ( 08:17 )  

ビデオコントロール
再生速度
この過去問解説ページの評価をお願いします!
  • わかりにくい
  • とてもわかりやすかった

評価を投稿

他の解説動画を見る