薬剤師国家試験 令和08年度 第111回 - 必須問題 - 問 24
オゾン層破壊作用はないが、地球温暖化の抑制を目的としてモントリオール議定書キガリ改正(注)の規制対象となっているのはどれか。1つ選べ。
(注)モントリオール議定書キガリ改正:オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書キガリ改正
1 ブロモフルオロカーボン
2 臭化メチル
3 クロロフルオロカーボン
4 ハイドロフルオロカーボン
5 ハイドロクロロフルオロカーボン
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解答 4
1980年代、クロロフルオロカーボン(CFC)などのフロン類やハロンによるオゾン層破壊が問題となった。これらの化学物質は大気中で分解されると塩素原子(Cl)や臭素原子(Br)を生じ、これらが触媒的にオゾン(O3)を分解することでオゾン層を破壊する。そのため、1987年に「モントリオール議定書」が採択され、オゾン層破壊作用を有するフロン類、ハロン、臭化メチルなどの物質の生産・消費を段階的に削減・廃止することが定められた。その後、CFCの代替物質として、塩素を含まずオゾン層破壊作用を持たないハイドロフルオロカーボン(HFC)が広く使用されるようになった。しかし、HFCは強い温室効果を持ち、地球温暖化への影響が問題となったため、2016年のモントリオール議定書キガリ改正において段階的削減の対象となった。
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