薬剤師国家試験 平成28年度 第101回 - 一般 実践問題 - 問 202,203

45歳男性。下記の処方箋を保健薬局に持参した。薬剤師がインタビューしたところ、患者は「医師からはピロリ菌の一次除菌と聞いている」と回答した。
スクリーンショット 2016-09-26 16.24.19.png

問202(実務)
処方監査による判断として、正しいのはどれか。1つ選べ。

1 1日1回朝食後を1日1回朝食前に変更する。
2 1日1回朝食後を1日1回夕食後に変更する。
3 それぞれの薬剤の1日量を2倍にして、1日2回朝夕食後に変更する。
4 7日分を3日分に変更する。
5 7日分を14日分に変更する。


問203(物理・化学・生物)
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染診断には尿素呼気試験法が用いられる。この方法は、13Cで標識した尿素を服用し、ピロリ菌が持つウレアーゼ活性で生じる呼気中の二酸化炭素を赤外吸収スペクトル法で検出するものである。これに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 赤外線は紫外線よりも短波長である。
2 赤外線は分子振動によって双極子モーメントが変化するときに吸収される。
3 赤外吸収スペクトル法では、紫外可視吸光度法とは異なり、ランベルト-ベール(Lambert-Beer)の法則が成立しない。
4 13CO2の逆対称伸縮振動は12CO2と比べ低い波数側に検出される。
5 12CO2の測定には2350 cm-1付近の吸収が用いられ、これは指紋領域に含まれる。

User_Business_24REC講師による詳細解説! 解説を表示
この過去問解説ページの評価をお願いします!
  • わかりにくい
  • とてもわかりやすかった

評価を投稿

他の解説動画を見る