薬剤師国家試験 平成27年度 第100回 - 一般 実践問題 - 問 218,219

77歳男性。163 cm、65.0 kg、body mass index (BMI) 24.5。現在、糖尿病治療のため、下記の薬剤を服用している。
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これまで、HbA1c(国際標準値)は7.0%前後で推移していたが、最近になり9.0%まで上昇したため、以下の処方が追加された。
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問218(実務)
上記の追加処方に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 低血糖のリスクは、特にスルホニルウレア剤との併用により増加するおそれがある。
2 併用により低血糖が起こった場合には、砂糖を摂取するように患者に伝える。
3 ボグリボースとの併用は禁忌なので、疑義照会が必要である。
4 飲み忘れを防止するために、食後服用への変更も可能である。


問219(物理・化学・生物)
糖尿病では血糖値の異常が起こる。グルコース代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

1 血糖値は、筋肉から血中へグルコースが放出されることにより、維持される。
2 インスリンは、血液から筋肉へのグルコースの取り込みを促進させ、血糖値を低下させる。
3 筋肉中で嫌気的代謝により生成した乳酸は、肝臓に運ばれてグルコースに変換される。
4 飢餓時には、肝臓でタンパク質が分解され、生成したアラニンが筋肉へ運ばれてグルコースに変換される。
5 筋肉でのグリコーゲンの合成と分解は、肝臓とは異なり、同一の酵素によって触媒される。

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