薬剤師国家試験 平成27年度 第100回 - 必須問題 - 問 31

心室筋の活動電位を下図の実線から破線へ変化させるのはどれか。１つ選べ。


１　プロパフェノン
２　メキシレチン
３　プロカインアミド
４　シベンゾリン
５　アミオダロン

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解答　２

実線から破線への変化では、活動電位の脱分極相（0相）の抑制と活動電位持続時間（APD）の短縮が認められる。このことから、心室筋の活動電位を実線から破線へ変化させる薬物は、Vaughan Williams 分類でⅠb群に属する薬物（メキシレチン、リドカインなど）であると考えられる。

１　誤
プロパフェノンは、Vaughan Williams 分類でⅠc群に分類され、APDを変化させない。

２　正

３　誤
プロカインアミドやシベンゾリンは、Vaughan Williams 分類でⅠa群に分類され、APDを延長する。

４　誤
解説３参照

５　誤
アミオダロンは、Vaughan Williams 分類でⅢ群に分類され、APDを延長する。

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