薬剤師国家試験 平成27年度 第100回 - 一般 実践問題 - 問 327
病院内において薬剤師が行う医薬品の管理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 医薬品管理の主な目的は、品質の保証された医薬品を安定供給することである。
2 ロット番号の管理は、健康被害拡大防止を目的とした医薬品の回収時に役立つ。
3 一定数量を病棟に配置し、使用分を補充する方法を発注点方式という。
4 経過措置品目に指定された医薬品は、告示された翌日から保険医療で使うことができない。
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解答 1、2
1 正
医薬品管理の主な目的は、品質の保障された医薬品を安定供給することである。この目的を達成するためには、適切な保存条件で医薬品を保管すること、医薬品の使用期限切れチェック、医薬品の在庫管理などを行う必要がある。
2 正
ロット番号とは、製造番号のことである。製薬会社が医薬品を自主回収する際、回収の対象となった医薬品の製品名とロット番号を公表する。そのため、ロット番号の管理は、健康被害拡大防止を目的とした医薬品の回収時に役立つ。
3 誤
一定数量を病棟に配置し、使用分を補充する方法を定数配置方式という。発注点方式とは、在庫量が一定数量(発注点)を下回った時に一定量を発注する方法のことである。
4 誤
経過措置品目に指定された医薬品には、経過措置期間(保険医療で使うことができる期間)が設けられる。よって、経過措置品目に指定された医薬品は、経過措置期間の翌日から保険医療で使うことができなくなる。
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