薬剤師国家試験 平成28年度 第101回 - 一般 理論問題 - 問 136
環境中の水に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 水圏は、生態系の構成要素の1つである。
2 海洋は、地球表面の約90%を占める。
3 地球に存在する海水と淡水の質量比率は約4:1である。
4 表層水は、地下水に比べ、我が国では水道水源としての取水量が多い。
5 地下水は、表層水に比べ、自浄作用が強く汚染されにくい。
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解答 1、4
1 正
生態系とは、生物集団(生物圏)と非生物環境(気圏、水圏、地圏)が相互に関係し合って物質とエネルギーの流れを形成している系のことである。
2 誤
海洋と陸地の割合は7:3であり、海洋は、地球表面の約70%を占める。
3 誤
海水は地球上に存在する水の約97.5%を占める。よって、残りの約2.5%が淡水(氷雪、地下水、湖沼水、河川水など)であり、海水と淡水の質量比率は約40:1である。
4 正
我が国における水道水源の内訳は以下の通りである。
よって、表層水は、地下水に比べ、我が国では水道水源としての取水量が多い。
5 誤
地下水は、表層水と比べ微生物が少ないため自浄作用が弱く、一度汚染されると汚染状態が続きやすい。
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